本記事には服に着いたシミ汚れの悩みを解決する方法を解説しております。
例えば、コーヒーやソースが服についてしまった場合、早めに処置しないとシミになり落ちにくくなります。
「服についたシミを簡単に落とす方法ってないのかな?」
「お気に入りの服についたシミがなかなか落ちなくて、もう、この洋服処分したほうがいいのかな。でもできればもう一度手を通したい!」
そんなお悩みありませんか?
服に着いたシミは、できるだけ早く落とすことが大切です。シミが古くなると、落としにくくなるだけでなく、生地を傷める原因にもなります。
当記事には服によくあるシミの落とし方を効率良くできる方法をご紹介しております。
- 油やコーヒーやスパゲッティのシミ、すぐに落とせる?応急処置と洗濯方法を解説
- シミの種類別に落とし方を変えよう!おすすめの洗剤や方法をまとめました
- 油汚れや泥汚れ、頑固なシミも簡単落とし!洗剤や家にあるものでできる方法
- 【注意】漂白剤の使用方法を間違うと大失敗、まとめて解説しております。
服に付いたシミ・種類別の落とし方
食べこぼしのシミ
食べこぼしのシミは、できるだけ早く水で洗い流しましょう。シミが乾くと、落としにくくなります。水で洗い流しても落ちない場合は、食器用中性洗剤をシミに直接かけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。
油のシミ
油のシミは、水では落ちません。
揚げ油・カレー・ケチャップ・口紅・ファンデーションなどが代表作です。これらは脂溶性の汚れと言います。
脂溶性の汚れは何度も言いますが水では落ちません。
他にも、
油汚れは、皮脂や食用油などの油分が付着した汚れも有ります。油は、水に溶けにくい性質があるため、水だけで洗うと、シミが広がってしまう可能性があります。
油汚れを落とすには、油を溶かす性質のある洗剤や溶剤を使用します。以下に、油汚れの落とし方についてご紹介します。
- シミの部分をお湯で湿らせます。(40~60℃のお湯)
- 食器用洗剤をシミに直接かけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。
- 水でよく洗い流します。
- シミの部分をぬるま湯で湿らせます。
- 重曹をシミに直接かけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。
- 水でよく洗い流します。
- シミの部分をぬるま湯で湿らせます。
- 酸素系漂白剤をシミに直接かけて、30分ほど放置します。
- 水でよく洗い流します。
- 油汚れは、水で洗うと、シミが広がってしまう可能性があるので、ぬるま湯で洗いましょう。
- 食器用洗剤や酸素系漂白剤を使用するときは、洗濯表示を確認して、使用可能かどうかを必ず確認しましょう。
- クリーニングに依頼するときは、シミの種類や大きさなどを、具体的に伝えましょう。
また、油汚れが付かないように、キッチンや食卓をこまめに拭き取るなど、予防対策をしましょう。
血液のシミ
血液のシミは、水で洗い流すと、色が濃くなることがあります。まずは、水で洗い流さずに、冷水でシミを冷やします。その後、食器用中性洗剤をシミに直接かけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。こすり洗いしても落ちない場合は、塩水に浸して、30分ほど置きます。その後、歯ブラシなどでこすり洗いして、水で洗い流します。
ボールペンや油性ペンのインクのシミ
ボールペンや油性ペンのインクのシミは、消毒用アルコールで落とせます。シミの部分に消毒用アルコールをかけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。こすり洗いしても落ちない場合は、アセトンで落とせます。アセトンは、皮膚や生地を傷める可能性があるので、ゴム手袋やマスクを着用して作業してください。
絵具が付いたら
絵具がついたら、できるだけ早く対処することが大切です。シミが乾くと、落としにくくなります。
絵具の種類によって、落とし方や注意点が異なるので、まずは絵具の種類を確認しましょう。
水性絵具:水で溶ける絵具なので、水で洗い流すだけで落とすことができます。ただし、乾いてしまった場合は、水で洗うと、シミが広がってしまう可能性があるので、ぬるま湯で洗いましょう。
油性絵具:水で溶けにくい絵具なので、油を溶かす性質のある洗剤や溶剤を使用します。
- シミの部分をぬるま湯で湿らせます。
- 食器用洗剤をシミに直接かけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。
- 水でよく洗い流します。
- シミの部分を除光液に浸したキッチンペーパーで拭き取ります。
- 水でよく洗い流します。
注意点
- 絵具の種類によって、落とし方や注意点が異なるので、必ず確認しましょう。
- 絵具を落とすときは、洗濯表示を確認して、使用可能かどうかを必ず確認しましょう。
- 絵具を落とす際には、換気を十分に行いましょう。
墨汁のシミ
墨汁のシミは、中性洗剤で落とせます。シミの部分に中性洗剤をかけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。こすり洗いしても落ちない場合は、固形石鹸で落とせます。固形石鹸は、墨汁を吸着する性質があります。
泥のシミ
泥のシミは、水で洗い流せば、簡単に落とせます。シミが乾いている場合は、ぬるま湯で湿らせてから、水で洗い流します。
実践 泥のシミ before and after (オレンジページより引用し)
泥汚れのポイントは乾かしてから行うことです。before afterの写真をご覧ください。
こんなに汚れていたのが右の写真では綺麗に落ちていることがわかります。
洗い方の手順をお伝えします。
1・泥を乾かしてからブラシでこする
2・洗濯石鹸をぬるま湯で溶かし泡立てる
3・もみ洗いする
4・2~3を繰り返すとこんなに綺麗に落ちました。
黄ばみ
黄ばみは、漂白剤を使って落とせます。ただし、漂白剤は生地を傷める可能性があるので、使用前に必ず品質表示を確認してください。漂白剤にも酸素系と塩素系があり使い方を間違えないようにしましょう。
黄ばみのシミは、汗や皮脂、尿、血液などの汚れが長時間放置されることで、衣類に染み付いてできるものです。黄ばみのシミは、放置すればするほど落ちにくくなるため、早めに対処することが大切です。
黄ばみのシミの取り方には、以下の方法があります。
新しいシミ:新しい黄ばみのシミは、水で濡らしたタオルなどで、軽く叩いてシミを落とします。シミが落ちない場合は、中性洗剤をつけて、優しく叩いて洗います。
乾いたシミ:乾いた黄ばみのシミは、まずは水で濡らして、シミをふやかします。シミがふやけたら、中性洗剤をつけて、優しく叩いて洗います。
- シミの部分に酸素系漂白剤を振りかけます。
- シミの部分を濡らしたタオルで包みます。
- 20分ほど放置します。
- タオルをはずして、よく洗濯します。
- シミの種類によって、適切なシミ抜き方法が異なります。
- 衣類の色落ちに注意してください。
- シミ抜き剤の使用方法をよく確認してから使用してください。また、黄ばみのシミを予防するためには、以下のことに気をつけましょう。
- 汗をかいたら、すぐに着替える。
- 衣類に汚れが付いたときは、すぐに洗濯する。
- 洗濯機の使用後は、洗濯槽を乾燥させる。これらのことに気をつけることで、黄ばみのシミを防ぐことができます。
黄ばみを落とすのは大変だよ。カビも取れにくいし経験あるよ。ならないようにすることが大切ってことだよね。
汚れを長時間放置するとなりやすいと言う事ですから、特に着物は気を使いますね。自己流ですると生地を痛めるのでクリーニングに出してくださいね。
スパゲッティのシミの落とし方
スパゲッティが服についたら、できるだけ早く対処することが大切です。シミが乾くと、落としにくくなります。
以下に、スパゲッティのシミ抜き方法をご紹介します。
シミがまだ乾いていない場合、食器用洗剤で洗うと、簡単に落とすことができます。
- シミの部分をぬるま湯で湿らせます。
- 食器用洗剤をシミに直接かけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。
- 水でよく洗い流します。
シミが乾いてしまった場合は、酸素系漂白剤を使うと、落とすことができます。
- シミの部分をぬるま湯で湿らせます。
- シミの部分に酸素系漂白剤を振りかけます。
- シミの部分を濡らしたタオルで包みます。20分ほど放置します。
- タオルをはずして、よく洗濯します
ポイント
- スパゲッティのシミは、水で洗うと、シミが広がってしまう可能性があるので、ぬるま湯で洗いましょう。
- 食器用洗剤や酸素系漂白剤を使用するときは、洗濯表示を確認して、使用可能かどうかを必ず確認しましょう。
- クリーニングに依頼するときは、シミの種類や大きさなどを、具体的に伝えましょう。
スパゲッティを食べるときは、服にシミがつかないように、エプロンやおしぼりなどを活用してね。
スパゲッティはおいしいけど服に付くとやっかいです。付かないように注意してください。
コーヒーのシミ
コーヒーのシミが付いたら、できるだけ早く対処することが大切です。シミが乾くと、落としにくくなります。
コーヒーは水溶性なので、シミが付いてからすぐに応急処置をすれば、シミをきれいに落とせる可能性が高いです。
新しいシミの場合と乾いたシミの場合のそれぞれの落とし方を紹介します。
新しいシミの落とし方
新しいコーヒーのシミは、水で濡らしたタオルなどで、軽く叩いてシミを落とします。シミが落ちない場合は、中性洗剤をつけて、優しく叩いて洗います。
乾いたシミの落とし方
乾いたコーヒーのシミは、まずは水で濡らして、シミをふやかします。シミがふやけたら、中性洗剤をつけて、優しく叩いて洗います。
塩水で洗う
コーヒーのシミには、塩水で洗うのも効果的です。塩水は、コーヒーの色素を吸収する性質があります
- シミの部分に塩を振りかけます。
- 水を加えて、塩水を作ります。
- シミの部分を塩水に浸します。
- 10分ほど放置します。
- 洗濯します。
酸素系漂白剤を使う
シミが落ちにくい場合は、酸素系漂白剤を使うと効果的です。酸素系漂白剤は、衣類の色落ちに注意して使用してください。
- シミの部分に酸素系漂白剤を振りかけます。
- シミの部分を濡らしたタオルで包みます。
- シミの部分を塩水に浸します。
- 20分ほど放置します。
- タオルをはずして、よく洗濯します。
注意点
シミ抜きの際には、以下の点に注意してください。
- シミの種類によって、適切なシミ抜き方法が異なります。
- 衣類の色落ちに注意してください。
- シミ抜き剤の使用方法をよく確認してから使用してください。
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の特徴と使用方法
酸素系漂白剤は、色柄物にも使える漂白剤です。黄ばみや色素汚れ、タンパク質汚れ、黒ずみ、カビなどに効果的です。塩素系漂白剤に比べると、漂白力は劣りますが、安全性が高いのが特徴です。
シミの部分に酸素系漂白剤をかけて、30分ほど置きます。その後、水で洗い流します
塩素系漂白剤は、白い衣類に使える漂白剤です。
黄ばみや色素汚れ、タンパク質汚れなどに効果的です。ただし、塩素系漂白剤は、鉄や銅などの金属と反応して、変色や穴が開く可能性があるので、注意が必要です。
シミの部分に塩素系漂白剤をつけて、歯ブラシなどでこすり洗いします。その後、水で洗い流します。
-
- 黄ばみ
- 食べこぼしや泥汚れなどの色素汚れ
- 汗ジミや血液などのタンパク質汚れ
- 黒ずみやカビなどの有機汚れ
- 使用前に必ず品質表示を確認してください。
- 漂白剤を直接衣類にかける場合は、目立たない部分で色落ちや変色の確認をしてください。
- 漂白剤を使用するときは、換気を十分に行ってください。
- 漂白剤をつけた衣類は、必ず洗濯機で洗ってください。
服に付いたシミ汚れを落とす方法のまとめ
服に着いたシミは自宅に有るもので簡単に落とせます。工夫次第で大切な衣類に又、手を通すことが出来ますね。
しかし、注意点も数有りますのでもう一度まとめてご紹介いたします。
漂白剤は、色素や汚れを分解する性質があり、シミや黄ばみなどを落とすのに効果的です。ただし、漂白剤は強い薬品なので、使用には注意が必要です。
漂白剤で落とせるシミや汚れは、以下のとおりです。
- 黄ばみ
- 食べこぼしや泥汚れなどの色素汚れ
- 汗ジミや血液などのタンパク質汚れ
- 黒ずみやカビなどの有機汚れ
シミ抜きの際には、以下の点に注意してください。
- シミの種類によって、適切なシミ抜き方法が異なります。
- 衣類の色落ちに注意してください。
- シミ抜き剤の使用方法をよく確認してから使用してください。
着物や高価な値段で買った大切な服、自己流で汚れ落としすると生地を痛めたり汚れを広げてしまう可能性があります。無理をせずクリーニングに依頼してくださいね。
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